かさのカサコのカサンドラな日々

多分アスペルガーの夫の日々を綴っています。

プロ―ポーズはあさっての方向から飛んできた!~カサンドラ妻への一歩~

今日は家族で食べ放題の店へ行きました。

アスペ夫くんは、肥満ですがいろんなものが食べれるとあって、喜んで料理を運んでました。

自分の食べたいものが好きなだけ!

もし、今、この人と結婚しようかなと迷っていたらぜひ、食べ放題の店へ行ってみてください。

 

「何食べたい?持ってくるよ!」と聞いたら合格です。

多分結婚してもあなたのことを気付かってくれる可能性大です。

 

自分の好きな料理だけ山盛り持ってきて、なにも言わず、おいしそうに食べ始めたら要注意!

結婚しても自分のことしか気にせず、あなたはその不可解な行動に悩むでしょう!

 

もちろんアスペ夫くんは不合格です(笑)

ピザ、唐揚げ、お寿司、好きなものをたくさんさらに盛り付け、自分一人でパクパク食べてました。

 

もちろん、子供にも私にもおはし一つ準備することなく・・・・子どもたちはおいしそうにピザを食べているパパを見て「これ食べたい!」

アスペ夫くんは「あの奥にあったよ!(とってきな)」

違うんだな・・・その答えは「どうぞ!」じゃないかな・・・。

もともとこんなに会話がかみ合わないのに今頃気付きました。

観察眼をもつべし!

 

ところで・・・あぁ、あの時のあれが人生の曲がり角だったのか!と今となってはっていう出来事を書き残しておきます。カサンドラにならないための方法となるかもしれません。参考になれば嬉しいです。

 

私たちは大学の時から付き合っていました。大学を卒業するころには、周りの友達にも結婚を意識する人もいて・・・私もそんな一人でした。

 

なので、アスペ夫くんが実家に連れていくと言ってくれた時は

「やった!!」と天に昇ってました。

 

就職した1年目、夏休みが取れたので彼の実家に(超田舎の農家)行きました。

彼の実家では、長男が嫁になる人を連れてきた!と田舎の人らしく?大騒ぎでした。

そして、ごちそうを食べ、彼はトイレかなんかで席を外し、彼の母親も台所に行ったときでした。

 

な、なんと彼の父親がプロポーズをしてきたのです!!

「今の仕事(公務員)なんかとっとと辞めて、はやくこっちへきて嫁になれ!爺さん婆さん(彼の祖父母)にもひ孫の顔を見せて欲しい!」

 

もうショックで帰りの車で泣きました。

何がショックって

今の仕事を辞めろと言われたこと(難関の公務員試験を突破したことややりたいことをやらせてもらい仕事の面白さも少しずつ分かってきた時期でした!)

ひ孫の顔を見せたい??

いつの時代?

女は子ども産むマシーーンかなんかと勘違いしてらっしゃる?

「世継ぎを生む」大奥の世界?この自由な時代に!

 

しかし彼はまたしても私よりも自分の親をかばい

「きっと嫁になってくれたらいいなと思ったからだよ。悪気はない!」

その時はそれは彼の優しさだと思って受け取りましたが・・納得いかないまま日々が過ぎて今日まできました。

 

これをアスペルガーという特性から分析すると・・

アスペ父→息子が彼女を連れてきた!さっさと結婚させて身を固めさせよう!

アスペ彼→親は心配してくれてる、ありがとう!

 

おいおい!私の存在が一ミリもないぞ!

 

そう、アスペは「相手の気持ちに共感したり相手を思いやったりすることが難しい!」

アスペ父子が関心があるのは、結婚してくれる嫁がいればいいこと。家を継いでくれる子供ができること。(女の人であれば、だれでもいい感じ?)

 

相手の女性が(つまりこの場合私、かさこ)あの就職氷河期に10数倍の公務員試験を突破し、今の仕事に誇りをもって取組んでいるのかとか、結婚をどう二人で考えていくのかなんて興味も関心も1ミリもないような状態なのです。

 さらにアスペ彼は、臨時教員。いつ首を切られても文句を言えない働き方をしていたのでした。

 もし、親が結婚をしてほしいと願うなら、家庭をもつということはたいへんなんだから、まずはちゃんと就職しないと!と息子に発破をかけるのが普通だと思うのです。

 しかし、いろんなことをぶっ飛ばしてアスペ父からプロポーズされるとは!!

気持ち悪・・・・(危険だよ!そいつ)

 

今思い出してもぞっとします。

 

アスペ父子ばかり悪くは言えませんが。

気持ち悪!って思ったら口に出してもいいよ。逃げるんだよ!だれかに相談して!

 

 

 

それができなかったのが自分がAC(アダルトチルドレン)の傾向が強かったから。

ホントに寂しくて

自分一人では何もできなくて(自信がなくて)

この世に存在してもいいのかなとも思って。

機能不全家庭で育ってきた私・・・

 

気持ち悪!って思いながらも自分の存在を認めてくれるような人たち、と思えてたのでしょう・・・自分の寂しさや不安を彼が癒してくれると勘違いしていたのかも・・・

 

ていうかマイナスを埋めるような結婚は結局マイナスにしかなんないんだけどね

今はどうか?

あれから20数年。

かさこは3人も子どもを産み、一人でも生きていけるように就職を果たし、こうしてブログでいろいろ綴っております。

 

自信とかないけど毎日を楽しむこともできるようになった!

同居の話を持ち掛けられても、老後の面倒を見てねの話を持ち掛けられても丁重にお断りした!

アスペ父が夢見た家を継いでくれる予定だった一番目の子は県外に就職!

 

 

私も自分の寂しさを埋めるための結婚だったのだと思う。やっぱりだれかに埋めてもらうんじゃなくて自分で何とかしよ!大人だし!もう、親がどうとか言ってられないしね!

 

アスペ父は自分はすごいぞアピールをするのですが、相手の気持ちに共感したり相手を思いやったりすることが難しい!ため、いろんなことをやらかしています。

 

例えばお金に困った親戚のおじさんに「金を貸せない」と一喝し

なぜかその後その方が自殺してしまうという悲劇。

状態を聞いて銀行に掛け合うとか役所に行くとかできなかったものでしょうか?

聞くことが難しいってほんとにたいへん。亡くなった人を悪く言うのもなんだけど、

相談相手まちがってるよ!

もしかして、本当にお金がないのかも・・・・「農家はすごい儲かる」とアピールしているけど、あの農機具・・・借金返せてないかもね。家もなぜか小屋だと勘違いするくらい粗末(つまり建て替えをしないのではなく、できない)

 

アスペ父だと有りうるので一回アスペ夫に言ってみたことがある。

 

「ねぇねぇ、あんな高いトラクター買ったけど借金どれくらいなの?もし万が一お父さんが亡くなったら保険とかで返せるの?長男だし聞いといたら?」

 

アスペ夫くんの返事「知らね!」以上現場からでした・・・

 

今日はどんなアスペっぷりを見せてくれるか、毎日観察頑張っています!